AIを用いた2次元エロ画像生成方法について アニメキャラのエロイラスト生成、おすすめAIなどの解説

AIで生成した絵画がコンテストで入賞してしまうなど、日々進化を続けるAI技術ですが、イラストの分野においても2022年になり実用レベルまで進化を遂げています。2023年5月現在、様々な手法やモデルが確立しており、誰でも商業レベルの作品を出力することが容易になりました。
こちらのページではこれからAIを用いて2次元エロ画像を生成したいという人のために、代表的な各AIの使い方について解説していきます。想定以上にこちらのページへのアクセスが多いようなので、改めて加筆修正中です。

エロイラスト生成に向いているAI一覧(2023年11月)

あくまでエロイラスト生成を目的とするなら、自由度が非常に高いStable Diffusionがおすすめです。ただし導入難易度が少し高いのとマシンスペックも必要になるため、最初はNovelAIのようなWEBサービスから始めるのがおすすめです。

「Midjourney」や「にじジャーニー」、ChatGPTで利用できるようになった「DALL·E 3」、Bingの「イメージクリエーター」など、画像生成AIは日々増えていますが、実はセンシティブなエロイラスト生成が可能なAI自体は比較的少ないのが現状です。こちらでは代表的なAIを紹介します。

Stable Diffusion

ステイブルディフュージョン(もしくはステーブルディフュージョン)は2022年に公開されたテキスト(文字列)から画像を生成するAIモデルです。無料で利用でき、後述する各サービスの多くがこのモデルをベースとして使用しています。

現在の主流は「Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111版)」をローカル環境(*自分のパソコンの中)、もしくはGoogle Colabのようなウェブサービス上に構築し、追加学習モデルと呼ばれるアニメ/漫画/イラストなどに最適されたモデルを組み合わせて使用する方法です。

*2023年7月に次世代Stable DiffusionであるStable Diffusion XL(以降SDXL)がリリースとなりました。

LoRAと呼ばれる追加学習モデル(こちらは特定の要素を追加学習するようなもの)を配布サイトから入手したり、自分で学習させて生成して組み合わせることで、好きなキャラクターを再現度高く生成することが可能であることも特徴のひとつです。

最も自由度が高い画像生成方法にはなりますが、ゲーミングPCレベルのハイエンドマシンが必要になるのと、実行にはPython環境が必要なので難易度が若干高いです。(Google Colabでも代用可能)。導入するハードルはありますが、本格的に生成を行いたいのであれば現状はこちら一択と言えます。掲示板などでSDと書かれていたらStable Diffusionのことを指しますので覚えておきましょう。

NovelAI

こちらはブラウザから利用可能なAIサービスです。当初はAIを用いて小説を作成できるサービスということで開始されましたが、2022年10月より画像生成AIの「NovelAI Diffusion」を公開しています。

ブラウザでアクセスすればそのままAIイラストが生成できる手軽さと、簡単なプロンプト入力で高品質なイラストが誰でも生成できるということ、エロイラストも問題なく生成できてしまうことから一気に人気となりました。

初めて画像生成をするのであれば一番簡単でおすすめな方法です。フリープランでは画像生成はできないので注意しましょう。月額10ドル/15ドル/25ドルで、課金するとAnlasというポイントが付与され、これを消費して画像を生成します。

長い文章ではなく、短いタグ(プロンプト)を区切って指定する生成方法が得意で、初心者にも分かりやすいサービスになっています。最初に少し試してみる場合はこちらから始めてみるといいでしょう。

NovelAI - The AI Storyteller
GPT-powered AI Storyteller. Driven by AI, construct unique stories, thrilling tales, seductive romances, or just fool around. Anything goes!

Waifu Diffusion

Stable Diffusion用の二次元イラスト特化モデルです。2023年11月時点でVer1.5まで公開中。Stable Diffusionは公開当初、二次元イラストが不得意という難点があり、これを解決すべく、海外の投稿掲示板サイトのデータから学習したモデルとして誕生したのがWaifu Diffusion (ワイフディフュージョン)です。

無料で公開されており、ローカル環境にインストール (こちらもPythonの知識とマシンスペックが必要)するか、Google Colabなどウェブ上で動作させることができます。

ただし、現在ではStable Diffusion向けにAnithing系統など様々な高品質モデルが登場しており、Waifu Diffusionは下火となっています。特に現時点で使用するメリットも無いので紹介だけしておきます。

GitHub - harubaru/waifu-diffusion: stable diffusion finetuned on weeb stuff
stable diffusion finetuned on weeb stuff. Contribute to harubaru/waifu-diffusion development by creating an account on GitHub.

TrinArt (とりんさまアート)

国産AIで公式サイト上からそのまま生成ができます。画像生成には有料会員登録が必要です(月額約1000円~)。アニメキャラを中心に学習させているようで、再現度が高い生成がしやすいことも特徴です。NovelAIやStable Diffusionと比べて知名度は低いですが、こちらもクオリティの高い画像を生成できるので紹介します。

AIのべりすと alpha2.0
文庫本174万冊分! にほんご文章・小説生成AI

[初心者向き] NovelAIを利用した2次元エロ画像生成方法

初めて画像生成をするのであれば一番簡単でおすすめな方法です。フリープランでは画像生成はできないので注意しましょう。月額10ドル/15ドル/25ドルで、課金するとAnlasというポイントが付与され、これを消費して画像を生成します。まずは下記の公式サイトから登録を。

NovelAI - The AI Storyteller
GPT-powered AI Storyteller. Driven by AI, construct unique stories, thrilling tales, seductive romances, or just fool around. Anything goes!

NovelAIでエロ画像を生成する方法

プロンプトの中に「nsfw」を含ませる

以前はモデルの設定なども必要でしたが、実はこれだけでエロイラストが簡単に生成されます。プロンプトというのはイラスト生成のための文字列のことで、NovelAiの場合、英単語1~2つ程度の短いタグをカンマ(,)で区切って作りたい画像を指定します。

nsfwはnot safe for workの略で、職場にふさわしくない、つまりエロという意味です。novelAIの場合はnudeと指定してもエロイラストを生成できますが、この場合は性器や乳首が省略されたイラストになる傾向があります。

プロンプト生成ツールを公開しました。こちらのツールを使えばだれでも面倒なプロンプトが簡単に生成できます。よろしければご利用ください。

▼エロイラスト向けプロンプト生成ツール

AIエロイラスト向け プロンプト生成ツール (NovelAI/StableDiffusion対応)
AIでエロイラストを生成するためのプロンプト生成器です。通常の画像生成だけでなくエロイラスト、エロ画像生成にも向いたプロンプトを集めています。NovelAIやStableDiffusionでエロ画像を生成するためにプロンプトを調べたい方はこちら!

NovelAIで特定のキャラクターを生成する方法

好きなアニメのキャラのエロイラストを生成したいという方も多いでしょう。ただし、NovelAIでは現状で追加学習の方法はなく、ある程度の定番キャラであればそのまま出力されるものの、新作アニメのキャラなどは自力で調整して出力させるしかありません。

定番キャラはほぼ完全に再現可能
例えば「東方プロジェクト」「ボーカロイド」などの定番キャラを始め、人気アニメのヒロインレベルのキャラであればそのキャラクターの英語名プロンプトのみでほぼ正確に生成することができます。

NovelAIは予測変換機能が付いており、候補に出なくても実際に生成できたりする場合もありますが、この検索候補に出てきた名前の横にある●の色が濃いほど学習量が多く正確な生成が可能です。おそらく濃い>普通>薄い>無しの順で4段階あると思われますが、濃い/普通であれば十分に名前だけで生成可能、薄い/無しの場合は生成できるものの正確ではないので、ほかの要素を指定して調整する必要があるといった感じです。

こちらは下記の簡単なプロンプトで生成したものです。これだけでも十分使える画像が生成されます。
{{{best quality}}},{{{very aesthetic}}},nsfw,{{{megumin}},anime screencap,sex on the bed

このようにある程度学習済みのキャラであればキャラ名でほぼ正確に生成ができるので、あとは何度か生成して気に入ったもののSEED値を固定して他のプロンプトを追加していくといった方法が良いでしょう(*後述)。

新キャラは名前だけで生成するのは難しい
分かりやすく2023年11年時点で調査してみたところ、放送中の秋アニメのおそらく覇権であろう「葬送のフリーレン」の「フリーレン」、夏アニメの覇権「推しの子」の「星野アイ」で試してみましたが、プロンプトでは検索候補も出てきません。

当然ながら特徴も全く捉えていないイラストが生成されるだけになります。


こちらは「星野アイ」で出力してみた結果

2023年冬アニメ(23年01月-23年03月放送)で人気のあった「お兄ちゃんはおしまい!」の「緒山まひろ」でようやく検索に出てくる程度でした。なお、こちらも文字横の●が薄いのでそこまで学習量が多いわけではないようです。

こちらで生成した結果が以下の通り。4枚同時に生成しましたが左下は髪型など含めて比較的正確に生成ができています。なお試したプロンプトは{{{best quality}}},{{{very aesthetic}}},nsfw,{{{oyama mahiro}}でした。

上記の画像では髪の色や目の色も安定しなかったので、白髪/茶色の目/小さいおっぱいを意味するプロンプトを追加しました。
{{{best quality}}},{{{very aesthetic}}},nsfw,{{{oyama mahiro}},white hair, a girl, brown eyes, small tits

これでだいぶ安定して生成できるようになりました。このまま微調整を加えながら上手くいった画像を選び、Seed値を固定しつつ、さらに他のプロンプトを加えてバリエーションを増やし、理想の画像を追い求めるという作業が始まります。

NovelAIがどのタイミングで学習させているのかは不明ですが、調べた時点でPixiv上でも11,000作品以上ある「星野アイ」すら検索候補に上がらないので、比較的新しい作品のキャラを名前だけで生成するというのは現行のNovelAIだと難しい傾向にあります。

 

*******************ここから加筆/修正中です。2023/11/08

自力でプロンプトを調整して生成する

NovelAIを使用したおすすめ生成手順

 

最初にキャラメイクを行う

SEED値を固定してバリエーションを増やす